「湯河原は『万葉集』に登場するほど歴史のある温泉地で…」
「真鶴はその地形が鶴の翼に似ていることから名付けられ…」
決して間違ってはいない。しかし、ここに書くべきことだろうか。この地域に生きる私たちが、本当に伝えたいことだろうか。過去約10年分の活動記録を見返し、ひとつの結論にたどり着いた。
「街に触れてもらいたい」
湯河原には石畳の温泉街や一方通行だらけの生活道路、海浜公園や万葉公園の遊歩道がある。その中に温泉が湧き、人々の暮らしが息づき、四季の変化がある。
科学的に見ても良質な温泉、源頼朝の側近・土肥実平(どいさねひら)の足跡、明治の文人墨客がこぞって訪れた宿、そして、個性が際立つ名店の数々に触れてほしい。
真鶴には背戸道(せとみち)や、手つかずの自然を体感できる森の中の道がある。背戸道とは、町に張り巡らされている細い道のこと。その先には…何があるだろう。
独自の“美の景観”に守られた街並み、森と海が共生して豊かな自然を形成する“お林”、そして、それらを守り活かし明日につなぐために活動する人々に触れてほしい。
今、インターネットの世界をのぞけばその街の情報が手に取るようにわかる。美しい風景やおいしそうな食べ物がSNSに踊っている。でもそれは、どこかの誰かのもの。もしかしたら、AIが生成したものかもしれない。いずれにしても、あなたの経験ではない。
あなたの足で、湯河原・真鶴を歩いてほしい。
あなたの目で、湯河原・真鶴を見てほしい。
『Yugawara Manazuru PR』では、湯河原・真鶴において触れていただきたいヒト・モノ・コトを、私たちの目線で紹介していきます。
あなた自身で、湯河原・真鶴に触れてください。