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御菓子司 やない

 

日本には四季、二十四節季、七十二候があり、それに合わせる形でさまざまな行事が生まれてきた。そして、季節や行事に寄り添ってきたのが和菓子だ。

 

真鶴において、その和菓子を作り続けているところといえば、御菓子司 やないだ。

 

 

JR真鶴駅から徒歩5分。真鶴半島の岬へと続く大道商店街にやないはある。創業から70年以上、現在は3代目・柳井信一(やないしんいち)さんが暖簾を守る。

 

THE 真鶴の光景

 

 

 

慶事には赤飯や紅白饅頭、仏事には供え餅に団子、蓮や椿や水仙などの意匠の菓子。子供たちはことあるごとにやないにおつかいに通い、ちゃっかり自分の分のお菓子も買ってもらう。そうやって、日本文化をいつのまにか学んでいく。

 

 

やないには季節があふれている。おはぎ、草団子、桜餅、柏餅…。「春が近いな」「もう秋か」やないに並ぶ和菓子を見ていると、そんな会話が自然と交わされる。

 

(画像提供:御菓子司 やない)

 

(画像提供:御菓子司 やない)

 

本格的な和菓子と聞くとやないは敷居が高い店だと思うかもしれないが、むしろそれは逆で日常使いの店だ。

 

おそらく、ドライブスルーという言葉が一般的になる前から、やないはドライブスルーだった。ひっきりなしに車が停まる。

 

暑い季節は種類豊富なかき氷、寒い季節は甘い香りの大判焼き。真鶴に暮らす者にとっては常識であり、もはや生活の一部である。

 

(画像提供:御菓子司 やない)

 

定番の「つぶあん」や「クリーム」に加えて、春には「うぐいす」秋には「スイートポテト」なども

 

 

なぜ、やないの和菓子はここまで愛されるのか。もちろん、素材や製法へのこだわりはあろう。しかし、素人でもわかるのは、柳井さんの人の良さだ。本当に本当にいい人なのだ。

 

今日もひとつひとつ丁寧に

 

作っているそばから次々に注文が舞い込む

 

「身近にある甘味として、末永くお付き合いいただければ幸いです」いつもどおり、受け答えも仕事も本当に丁寧な柳井さんだった。

 

 

御菓子司 やない
おかしじ やない

 

■住所:神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴453-8
■電話:0465-68-0318
■営業:9:00~17:30
■定休:(日)
■P無:0台
■決済:現金・PayPay
■情報:WebSiteInstagram

 

JR真鶴駅 徒歩5分
「真鶴駅」バス停 → 1分 → 「情報センター」バス停・「大道商店街」バス停 → 徒歩1分

 

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