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和菓子処 味楽庵

 

真剣に誠実に和菓子の伝統と向き合いつつ、次の時代を見据えた一手を放つ。和菓子処 味楽庵(わがしどころ みらくあん)に、和菓子の過去、現在、そして未来を見る。

 

 

JR湯河原駅から1.7km。豆相人車鉄道(ずそうじんしゃてつどう)の車両が味楽庵の目印だ。

 

余談だが、豆相人車鉄道とは、明治時代に小田原~熱海を4時間かけて走っていた鉄道のこと。文字通り、人力で動いていた鉄道である。

 

 

味楽庵は創業から70年以上。言及するまでもなく、製法や素材にこだわって今日まで商いを続けてきた。1階のショーケースには約20種類の和菓子が並んでいる。

 

 

 

率直な疑問として、これだけの商品をいったいどうやって作っているのだろうと思う。実は、味楽庵では工場の様子や職人の仕事をガラス越しに見学することができる。

 

機械は最小限。手作業での工程が現在に受け継がれていることが素人にもわかる。ただ残念ながら、ここだけは撮影禁止であるため写真が無い。あなたの目で確かめてほしい。

 

2階に上がる階段には地域の小学生からの手紙が飾られている

 

階段で2階に上がると、なにやらガラスに入ったオブジェがある。なんとこれは和菓子なのだそう。完全に乾燥させているため朽ちることはないそうだ。工芸品の領域である。

 

 

 

再び1階へ。味楽庵では、事前に予約しておけば和菓子作りを体験することができる。職人技に触発されて挑戦してみるが、逆に職人技のすごさを体感することになる。

 

それでも、練り切り作りは特別な体験で、自分で作った和菓子の味は格別だ。

 

代表取締役社長・小菅奉和(こすげともかず)さんいわく「和菓子作り体験にかかる時間は1時間。一人前になるには10年」 (画像提供:和菓子処 味楽庵)

 

コロナ禍をきっかけに「和菓子作り体験キット」も開発された (画像提供:和菓子処 味楽庵)

 

こちらは職人の技 (画像提供:和菓子処 味楽庵)

 

湯河原の季節を舌で楽しむことができる (画像提供:和菓子処 味楽庵)

 

1階にはカフェスペースが設けられている。さまざまなメニューがあるが、今回は神奈川県指定銘菓「みかん最中」と煎茶で一服した。

 

 

 

作りたての最中の皮はパリパリしていて、まさにここでしか食べられない逸品だ。

 

白餡とマーマレードが詰まっていてズッシリ重い。もちろん、お土産として購入して帰れば喜ばれること請け合いである。

 

味楽庵といえばコレだ (画像提供:和菓子処 味楽庵)

 

駆け足となってしまったが、味楽庵の魅力を少しでも感じていただけていたら幸いだ。進化し続ける老舗の心意気を、あなたにもぜひ味わってほしい。

 

和菓子処 味楽庵
わがしどころ みらくあん

 

■住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上230
■電話:0465-62-5577
■営業:9:00~16:30 (カフェは15:30L.O.)
■定休:(火)
■P有:11台(無料)
■決済:現金・カード・電子マネー・QR
■情報:InstagramWebSite

 

JR湯河原駅 徒歩20分
「湯河原駅」バス停 → 5分 → 「宮上」バス停 → 徒歩2分

 

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