DJ MIDORI
MIDORI(ミドリ)さんは湯河原町出身。実家が旅館を経営していたこともあり、自身には家族で出かけた記憶がほとんど無い。
(画像提供：DJ MIDORI)
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そんな中、印象に残っていると語るのが、家族で何度か行ったハワイ旅行だった。
(画像提供：DJ MIDORI)
もともと音楽が好きだったMIDORIさんは、中学・高校時代にDJという職業に出会う。スクールに通うほど熱中した。高校卒業後はハワイの大学に進学。自然な流れだった。
(画像提供：DJ MIDORI)
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「最初は自己紹介すら苦手だった」と、MIDORIさんはハワイでの大学時代を振り返る。しかし、あえて現地の人しかいないクラスに飛び込み、友達の優しさに触れるうちに人気者になっていった。ハワイの神髄ともいえるフラに挑戦したり、ボランティアでDJを披露したりした。
(画像提供：DJ MIDORI)
20代半ばで湯河原に帰郷すると、MIDORIさんはプロのDJとして歩み始める。しかし、活躍の舞台はもっぱら東京や横浜だった。なぜなら、湯河原にはDJが活躍できるようなクラブは無いからだ。
横浜市・大さん橋でのイベントにて (画像提供：DJ MIDORI)
大阪うめだ本店でのハワイフェアにて (画像提供：DJ MIDORI)
それでも、ちぼり湯河原スイーツファクトリーのオープニングイベントや湯河原梅林 梅の宴など、活動の場を地域にも広げ始めていた折、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった。ハワイに行くことはできなくなり、DJ活動もままならなくなった。
そこで、MIDORIさんはハワイアンレゲエをInstagramで紹介した。すると、「ハワイを感じることができる」と大好評だった。
「湯河原」「ハワイアンレゲエ」「DJ」がひとつにつながった。夜の密室のクラブではなく昼の屋外のイベントでDJをプレイしてもいい、祭りなどの伝統的なイベントでハワイアンレゲエが流れていてもいい。
湯河原町の「湯河原梅林 梅の宴」にて (画像提供：DJ MIDORI)
湯河原町の老舗旅館・富士屋旅館でのイベントにて (画像提供：DJ MIDORI)
DJをきっかけに湯河原をPRする仕事も舞い込むようになってきている。知っているようで知らない、故郷・湯河原の勉強にも自然と熱が入る。
JR仙台駅でのイベントにて (画像提供：DJ MIDORI)
ハワイアンレゲエを広めつつ、湯河原のことも広めていく。日常の中で音楽に親しみ、ふるさとを誇り紹介する。まさにハワイのロコたちがそうするように、MIDORIさんは彼女なりのおもてなしを今日も模索している。
DJ MIDORI
ディージェー ミドリ
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