cafe & bar music base
温泉街に似合う音といえば、笛や太鼓、下駄で石畳をカランコロン…その常識はもう古いかもしれない。湯河原にはジャズやソウル、ディスコクラシックといったブラックミュージックが流れている。cafe & bar music base(カフェ アンド バー ミュージック ベース)の話である。
国道135号と県道75号のT字路、湯河原駅入口交差点付近に同店はある。JR湯河原駅からは徒歩12分。暗がりにぽつんと灯りがともっているのですぐにわかる。入口は実に入りづらい。勇気を出して扉を開けてみよう。
そこに広がっているのは、湯河原とは思えない異空間だ。
cafe & bar music baseのウリは大きく2つある。
ひとつめはウィスキーの種類の豊富さである。その数、なんと80種類以上。ここまで多くなるともはや選ぶことは困難なので、好みの味や今の気分をスタッフに伝えてオススメを作ってもらおう。
「柑橘っぽいもの」「樽の香りの強いもの」などという曖昧な要望にも的確にこたえてくれる。もちろん、ビール、サワー、カクテル、ソフトドリンクなども充実しているので、ウィスキーが苦手でも問題はない。
もうひとつの特徴は、冒頭で紹介した音楽だ。DJブースが常設されていて、全身で音楽を浴びることができる環境が整っている。
4台のスピーカーの真ん中に立ってみてほしい。柔らかく伸びやかで、奥行きがある音を体感できる。オーナーDJの島袋克也(しまぶくろかつや)さんいわく、「15000曲以上を常備しているので、気軽にリクエストしてほしい」とのことだ。
さて、2つのウリに共通していることにお気づきだろうか?それは、スタッフが気さくで、親切に対応してくれる点だ。初めての店は誰でも緊張する。しかし、cafe & bar music baseでは緊張する必要はない。
最高の一杯と最高の音楽に酔いしれる夜。なんと贅沢なことか。音楽に詳しい必要はない。でもきっと、自然と体を揺らしている自分に気づくはずだ。
ちなみに、昼間はカフェとして営業している。コーヒー1杯からOKなので、街歩きの途中に寄ってみよう。
cafe & bar music base
カフェ アンド バー ミュージック ベース
■住所:神奈川県足柄下郡湯河原町中央1-1634-12
■電話:070-8536-1040
■営業:カフェタイム 11:00~16:00(L.O.15:30) / バータイム 17:00~23:30(L.O.23:00) ※閉店1時間前にノーゲストとなった場合はそこで閉店
■定休:不定休
■P無:0台
■支払:現金・カード・電子マネー・QR
■情報:Instagram
JR湯河原駅 徒歩12分
「湯河原駅」バス停 → 2分 → 「門川」バス停 → 徒歩0分