ピザ窯カフェ もりのたね
どちらかというと“大人の街”として知られている湯河原だが、せっかくなら子供にだって楽しんでほしい。もし、小さな子供を連れてどこに食事に行こうか迷ったら、ピザ窯カフェ もりのたねを思い出してほしい。
JR湯河原駅から550m。桜木公園に隣接する形でもりのたねはある。外観が目を引く路面店なので、必ず見つけることができる。
店内に入ると、宮崎駿映画の主人公になったような錯覚に陥る。テーブル席や小上がりなど、それぞれの用途に合った席を選ぼう。
もりのたねを経営するのは、諸橋良安己(もろはしよしあき)さん・さゆりさん夫妻。もともと二人は鹿児島県の種子島で民宿を経営していた。そこで提供していたピザが好評だったこともあり、移住先となった湯河原でピザ店を開業した。
一般的なピザ窯は、耐火レンガや石材でできている。400℃から900℃といわれる高温に耐えるためだ。しかし、同店のピザ窯は珪藻土でできている。
これはたいへん珍しく貴重だ。珪藻土は保温性・保湿性に優れているため、モチモチのピザを焼くことができるというわけだ。
もりのたねでは、6種類以上のピザを準備している。
基本の「マルゲリータ」か、「生ハム野菜の温泉卵のせ」か、はたまた欲張って「マルゲリータ&クワトロチーズハニー」か。迷っていると、「『シチリアーナ』にハートランドビールもいいですねー」と諸橋さん。
同店ではピザを1人前ずつ提供してくれる。1人前というが、直径20cmはある。しかも、ランチメニューには前菜3種のプレートとランチドリンクがついてくる。
ピザ以外にも「種子島産黒米のドリアセット」や「種子島産黒米とチキンのトマト煮のランチプレート」などもあるため、ご飯が食べたい人はこちらを注文すると良い。
諸橋夫妻はこども食堂に似た「みんなのもり食堂」を企画するなど、本当に子供思い、地域思いで評判だ。「もし、“こどもシュラン”があったら三ツ星を取れるように頑張りたい」と二人は意気込む。
そうこうしているうちに、あなたのピザが焼けたようだ。最後にピザ窯カフェ もりのたね特製の優しさをトッピングして、アツアツのうちにめしあがれ♪
ピザ窯カフェ もりのたね
ピザがまカフェ もりのたね
■住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥5-5-5
■電話:0465-20-5784
■営業:11:00~14:00 / 17:30~20:00
■定休:(日) (月)
■P有:2台(無料)
■支払:現金・PayPay
■情報:Instagram・Facebook
JR湯河原駅 徒歩7分
「湯河原駅」バス停 → 1分 → 「明店街」バス停 → 徒歩3分