奥湯河原バス停~湯河原パークウェイ入口
終点のその先へ。錦秋の今、この先ではいったい何が待っているだろう。期待と不安を抱えて歩き出す。
JR湯河原駅からバスに揺られること23分。終点・奥湯河原バス停に到着した。もし、歩くとすれば1時間15分。箱根へと続く県道75号を行くことを考慮すれば、もう少しかかるかもしれない。
バスはロータリーを折り返して帰っていくが、道は続いている。右に高級旅館、左に藤木川を見ながら進む。
300mほど上ると様子が変わってくる。木々の密度が増し、いつのまにかトンネルのような空間に入る。苔むす趣ある壁、反対側からは葉の間を縫うように陽光が差し込む。
ちなみに、以前ここにはお茶室があった。紅葉の季節には開放され、多くの人でにぎわった。
懐古しながら曲がり角を過ぎると、奥湯河原の紅葉がいよいよ本領を発揮する。
上空を見上げれば紺碧の背景に紅葉が流れていく。目を閉じて耳をすませば落ち葉が音楽を奏でる。
そうこうしているうちに、湯河原パークウェイの入口が見えてくる。
この先は自動車専用道路のため、秋の冒険はここで終了となる。
奥湯河原バス停から湯河原パークウェイ入口まで660m。これほど、“秋”が凝縮された場所はなかなか無い。しかも、混雑とは無縁の穴場中の穴場。季節がめぐってきたら、ぜひ訪れてほしい。
奥湯河原バス停~湯河原パークウェイ入口
おくゆがわらバスてい~ゆがわらパークウェイいりぐち
■住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上
■電話:-
■P無:-
JR湯河原駅 徒歩75分
「湯河原駅」バス停 → 23分 → 「奥湯河原」バス停 → 徒歩9分
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