幕山公園・湯河原梅林
朝日をいっぱいに受け、まるで充電しているように見える。幕岩(まくいわ)がパワースポットと呼ばれる理由がわかる気がする。
幕岩の不思議な力に吸い寄せられるように、幕山公園(まくやまこうえん)・湯河原梅林(ゆがわらばいりん)を訪れた。
JR湯河原駅からバスで18分。終点の幕山公園バス停で下車すると、そこは同公園の入口だ。周辺には駐車場が豊富にあり、公園内に乗り入れることもできる。

「湯河原梅林 梅の宴」期間以外は公園内に車を乗り入れることができる

「湯河原梅林 梅の宴」開催中は“駐車場待ち”で大混雑必至
足下を流れるのは新崎川(にいざきがわ)。そこにかかる幕山橋(まくやまばし)を進む。

幕山橋の下を新崎川が流れる
幕山公園にはいくつかの楽しみ方がある。その最たるものが、毎年2月第1土曜日から3月上旬にかけて開催される「湯河原梅林 梅の宴」だ。

「湯河原梅林 梅の宴」のオープニングセレモニーでは芸妓の舞が披露されるのが恒例
幕山公園には約4000本もの梅の木があり、その風景は“梅の絨毯”と評される。

梅が7分咲きから見頃に差し掛かった頃
種類はさまざまで、早咲きから遅咲きまで1ヶ月以上にわたって楽しむことができる。同イベントは2025年開催で30周年を迎え、根強い人気を誇っている。
入口の幕山橋横にはウッドチップを敷き詰めた広場があり、梅の宴期間中は湯河原町の組合が出店し、来場者をもてなす。

温かい食事に加えて柑橘や雑貨などが販売される

広場では持参した弁当を広げる人の姿も
もし、時間と体力に余裕があれば、公園から標高626mの幕山山頂を目指して登ってみよう。梅の季節には梅の香りを楽しみながら行くことをオススメする。

幕山ハイキングに出かける人たち

ある程度まで登ってくると相模湾が見えてくる
歩き始めて10分足らずで幕岩に到着する。実は、ここはロッククライミングの聖地。ほかの山と比較して温暖なことから特に冬は人気だ。そこから1時間歩くと山頂に到着する。

コレを背負っている人がいたら100%の確率でロッククライマー
このように、幕山公園・湯河原梅林はさまざまな角度から楽しむことができる。季節とあなたの予定を掛け合わせて、ぜひ訪れてみてほしい。

「湯河原梅林 梅の宴」終了から2週間後の様子 花はまだまだ残っていて来場者も少ないため実は穴場

ナノハナやスイセンなどさまざまな草花を1年中楽しむことができる
幕山公園・湯河原梅林
まくやまこうえん・ゆがわらばいりん
■住所:神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋951-1
■電話:0465-63-2111(湯河原町役場 まちづくり課)
■P有:公園内無料27台 / 公園外無料約100台 (「湯河原梅林 梅の宴」開催期間中は公園内駐車場は利用不可/公園外駐車場は1台500円 ※大変混雑します)
JR湯河原駅 徒歩56分
「湯河原駅」バス停 → 18分 → 「幕山公園」バス停 → 徒歩1分