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荒井城址公園

 

 

ふだんは地域住民の憩いの場。春の1~2週間は観光地。真鶴の荒井城址公園(あらいじょうしこうえん)をのんびり散策する。

 

荒井城は荒井実継(あらいいえつな)の居城だ。実継は1083年の後三年の役で源義家(みなもとのよしいえ)について出陣したと伝わっている。

 

その荒井城址が整備され、1987年に荒井城址公園として開園した。現在も空堀などが残っており、激動の平安末期の面影に触れることができる。

 

JR真鶴駅から8分。一方通行の細い道を歩いていくと、公園の入口が見えてくる。荒井城址公園を訪れるなら春、サクラの時期だ。同公園はシダレザクラの名所として知られている。

 

「真鶴 しだれ桜の宴」期間中はちょうちんを目印に歩こう

 

左斜め前に海が見えてきたらもうすぐ

 

この階段が荒井城址公園の入口

 

階段を上ってしばらく行くと、さまざまな花が出迎えてくれる。モクレン、シャクナゲ、ナノハナ。いよいよ春が来たという感じがする。園内のソメイヨシノが終わりかける頃、真打・シダレザクラの登場となる。

 

 

 

 

荒井城址公園には約20本のシダレザクラが植えられている。花見=人混みと思われるかもしれないが、ここは人混みとは無縁だ。毎年、「真鶴 しだれ桜の宴」が開催されるがライトアップがおこなわれる程度なので、ゆったりと花を愛でることができる。

 

 

 

ビニールシートを広げて弁当を食べる人、撮影や写生に勤しむ人。その横を、年配者が通り過ぎ、子供たちが駆け抜けていく。

 

 

ガイドブックにあまり掲載されていない穴場として、シダレザクラの木の奥にある竹林付近もオススメだ。風が吹くと竹が一斉にそよぐ。異空間に迷い込んだような感覚にとらわれる。

 

 

 

 

サクラの季節以外の荒井城址公園を有効活用するべく、真鶴町では民間と連携した取り組みを進めている。その最たる例が「まなぶる☆ぷれいぱーくat荒井城址公園」だ。

 

(画像提供:まなぶる)

 

「自分の責任で自由に遊ぶ」「やってみたいを大切に」などの理念を掲げ、大人も子供も自然で遊び、そして学んでいる。

 

(画像提供:まなぶる)

 

(画像提供:まなぶる)

 

自由でおおらかな真鶴の雰囲気がそのまま表現されているような荒井城址公園。ぜひ一度、訪れてみてほしい。

 

荒井城址公園
あらいじょうしこうえん

 

■住所:神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1789
■電話:0465-68-5354(真鶴町生きがい事業団)
■P有:複数台(無料)

 

JR真鶴駅 徒歩8分

 

まなぶる

 

■情報:InstagramFacebook

 

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