【2025年5月29日(木)】亀川石材店が「MUSHIRI」を立ち上げ ロゴを作成しブランド化への第一歩を踏み出す
有限会社亀川石材店(真鶴町岩126-1)がブランド「MUSHIRI」を立ち上げることになった。
4代目社長・亀川洋さんには「むしり仕上げ」という特技がある。ノミとセットウで石を叩いて作品を仕上げる伝統的な技法だ。
亀川さんはこの「むしり仕上げ」を用いてさまざまな作品を生み出してきた。それをブランド化する第一歩として、ロゴを作成するに至った。
亀川さんがロゴ制作を依頼したのは、norioはんこ店。イソヒヨドリ、楠、浜木綿など、真鶴にゆかりのあるものをデザインに組み込んでもらった。
「MUSHIRI」が次に見据えるのはZINEの創刊。
亀川さんは「旅する鮨皿」という企画を展開している。石で鮨皿を作り、それを持参して寿司店を訪問。その石皿の上に寿司を盛り付けてもらって食べる、という企画だ。
「むしり仕上げ」への思いや「旅する鮨皿」の写真などを掲載したZINEを作成し、自身の作品とともに独立系書店などで販売したいと考えている。その後は、個展開催や海外進出なども目指しているという。
「一石五輪塔、地蔵、桜などの“日本的な形”を求める人は増えています。『本物の技を追求し、後世によりよき日本の石文化を伝える』という信念のもと、むしり仕上げの美しさを世界に伝えていきたいです」と亀川さんは語った。
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