【2025年5月24日(土)】“奇祭”湯かけまつり 開催 地域住民も観光客もズブ濡れ
24日(土)、毎年恒例の湯かけまつりが開催された。
江戸時代、献湯みこし出発の際、道中の安全を祈願してお湯でおはらいしたことが湯かけまつりの起源とされる。
現在は、人々が神輿をめがけて温泉をかけるイベントに変化。沿道には温泉が入った約1000個の樽と約5000個の湯桶が準備され、総量約60トンものお湯が飛び交った。
この日はあいにくの雨となったが、雨が降っていることに気づかないほど、会場は湯気と熱気に包まれた。
Performance team「筋肉紳士集団ALL OUT」が会場を盛り上げると、そこへ祭り囃子の音が聞こえてくる。それに続いて3基の神輿が到着すると“本番開始”となる。
沿道の参加者は湯桶を使って神輿に温泉をかける。自分はお湯をかけるだけのつもりでいると、待機していた散水車が勢いよくお湯を放水する。これでもれなく全員濡れる。
遠くから見ているだけのつもりでも濡れる。無礼講とばかりに誰彼構わずお湯を掛け合うことになるため、しっかり濡れる。
雨合羽を着たりスマートフォンを防水バッグに入れたりするなど“対策”する人がいる一方、軽い気持ちで参加してしまい全身ズブ濡れになる人も続出した。
このあと、旅行客はそれぞれの宿で温泉につかって冷えた体を温めたことだろう。温泉地・湯河原らしい“奇祭”で大盛り上がりの夜となった。
Translate »