【2025年4月6日(日)】源頼朝旗挙げ武者行列 開催 湯河原の誇りを今に伝える
6日(日)、源頼朝旗挙げ武者行列が挙行された。
1180年、源頼朝は平家打倒を掲げて挙兵するも、石橋山での戦いで敗走。この地の豪族・土肥実平の導きで生き延び、安房国に渡って再起を図ったとされている。
源頼朝役を務めたのは、俳優で湯河原町観光大使の船越英一郎さん。豪族・土肥実平役は俳優の河相我聞さん。2人とも去年に引き続きの配役となった。
五所神社では、敗走の際、実平が頼朝の前で舞ったとされる「焼亡の舞」が披露された。
その後、“船越頼朝”と“河相実平”が、平家討伐の意志を確認し合う場面を演じた。2人の迫真の演技に、会場からは拍手が巻き起こった。
そして、三献の儀。3度にわけて酒を飲み、打ち鮑・勝ち栗・昆布を食す。「平家に打ち勝ち喜ぶ」という願いが込められている。
パレードでは、約200人の“坂東武者”たちが五所神社から桜木公園までの道のりを歩いた。友人・知人、子供たちが参加している人も多く、記念写真を撮る姿も見られた。
船越さん、河相さんにはたくさんの声援が飛んだ。2人はひとりひとりに笑顔で手を振り、声援にこたえた。
たまたま旅行に来ていて見学したという人は、「頼朝は鎌倉のイメージが強かったが、湯河原にゆかりがあるとは知りませんでした。俳優さんを見ることもできてラッキーでした」と話した。
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