【2025年4月1日(火)】4月1日(火)1400 酒葉-MUSUBU- 開店 「気軽に“だれやみ文化”を味わって」
4月1日(火)14:00、酒葉-MUSUBU-(湯河原町宮上537)が開店。女将は白石葉子さん、マスターは新通弘二さん。
二人いわく、同店を一言で表現するなら「酒場」。「場」に葉子さんの「葉」をあてて店名とした。
酒葉-MUSUBU-が立地しているのは湯元通りの角地。長年空いていたこの場所に灯りがともることを、周辺の人々はみな喜んでくれたという。
店内はL字カウンター8席。お客同士の会話が自然に始まり、出会いや縁がつながっていくようにという願いを込めて、-MUSUBU-(=結ぶ)という言葉を加えた。
並ぶ酒は白石さんの出身地である宮崎県の焼酎が中心。例えば「霧島」ひとつとっても、一般的な「黒霧島」「赤霧島」などではなく、湯河原周辺では販売されていないものを置いている。
オススメの飲み方は「前割り」。これは宮崎県など九州地方で親しまれている飲み方で、あらかじめ、焼酎と水を1:1で割っておき、寝かせておくというもの。
そのまま水割りのように飲んでもよいが、差が出るのは熱燗だという。焼酎を湯で割るとツンとした独特の風味が出るが、前割りしたものを熱燗にするとまろやかで飲みやすくなるのだとか。
酒葉-MUSUBU-では、割る水も霧島の天然水を使用している。
前割り焼酎に合わせたいのは豆腐料理。豆腐は近所の銀豆腐から仕入れている。ベジタリアンの外国人やままねの湯に湯治に来る健康志向のお客に喜ばれそうだ。
温かい雰囲気とうまい酒、うまいつまみ。それらが結ぶのが“だれやみ”だ。宮崎の方言で、“だれ(だれる→疲れる)”“やみ(止み→止まる)”、つまり「疲れが取れる」という意味だ。
「多くの方が手伝ってくださり、感謝しています。いつでも気軽にふらっと立ち寄れる店を目指しています。近所の人が3日に1回来てくれるような、旅館から浴衣で歩いて来てくれるような。ぜひ、“だれやみ文化”を味わいに来てください」と二人は話した。