【2025年3月19日(水)】23日(日)に源頼朝旗挙祭2025開催へ “2000人前鍋”の準備着々と
23日(日)、一般社団法人MMK主催による「源頼朝旗挙祭2025」が開催される。時間は11:00~19:00。会場は岩海岸。メンバーの一人、山田一也さんにこれまでの経緯や見どころなどをうかがった。
MMKとは“真鶴 盛り上げよう 会”の略。2024年の2月頃、3人で飲んでいたときに「真鶴のために何かやろう」という話になったという。その意志に共感する人が次々に加わり、現在は18人ほどにまで会員は増えている。
MMKの最初のイベントとして源頼朝旗挙祭2025を開催することになった。頼朝の旗挙とMMKの旗挙を重ね合わせた形だ。
実は、このイベントには“原型”がある。1997年まで開催されていた「源頼朝旗挙げフェスティバル」だ。当時を知る人は「あの盛り上がりをもう一度」と考えた。
会場となる岩海岸は、1180年の石橋山の戦いに敗れた源頼朝が安房国へと出航した場所。地域の人々が頼朝らをもてなしたという話にちなみ、源頼朝旗挙祭2025でも大鍋料理が振る舞われる。
その鍋は源頼朝旗挙げフェスティバルでも使用されていたもので、外周9.3m。なんと、最大で1万人分をまかなうことができるという。今回のイベントでは2000人前を準備する予定とのことだ。人力では鍋を運ぶことができないため、ユニック(トラック搭載型クレーン)を用いて設置する。
定例会の様子を見学していると、イセエビやブリは数十万円単位で準備していることがわかった。イセエビで出汁を取り、身を団子状にして具材とし、全体としては醤油ベースの味付けにするようだ。
そのほか、14:00から1時間ごとにビンゴゲームが開催されたり、16:30から先着2000人に米を2kgずつ進呈したり、18:15からは1500発の花火が打ち上げられたりと内容は盛りだくさん。
念のため山田さんに「米は2“合”ではなく、2“kg”で合っていますか?」と確認すると「合っています」と一言。「2000人×2kgということは、米だけで4“t”プレゼントということでいいですか?」と念を押すと、「そうです」と回答があった。直後、「…どうやって運ぼうかな」と山田さんの心の声が漏れた。
山田さんは「それぞれの担当が準備をしっかり進めていて、士気が非常に高いです。おいしい鍋をたくさん作って待っていますので、ぜひ遊びに来てください!」と力を込めた。