【2025年2月26日(水)】第26回 真鶴空き家勉強会 開催 HOTEL FARO manazuruの事例紹介や見学会も
25日(火)、HOTEL FARO manazuru内のCAFE & RESTAURANT 燈下(真鶴町真鶴1374-1)で第26回 真鶴空き家勉強会「旧旅館がホテルに生まれ変わった話」が開催された。主催は有志団体/真鶴空き家勉強会チーム。
この勉強会は、行政書士、建築士、宅地建物取引士、ライフスタイルデザイナー、空き家利活用者などが毎回企画している。空き家問題をさまざまな角度から見つめ続け、今回が26回目の開催となった。会場には約30人が集まり、満席となった。
この日のゲストスピーカーは金子岳人さん。金融アドバイザリー事業や不動産コンサルティング事業、地方創生事業などを手掛ける、株式会社ブルー・スカイ・アソシエイツ代表取締役だ。
講演では、金子さんらが房総半島などでおこなっている宿泊施設の運営や管理などを紹介。「地方再生のカギは“点”ではなく“面”でとらえること」と語った。
真鶴の印象については、「潜在的な魅力があるものの、過ごし方や遊び方のイメージが湧きづらい」と指摘。それを踏まえ、HOTEL FARO manazuruでは地域と連携し、地域の素材を積極的に用いることや地域のアクティビティを紹介していることなどを挙げた。その実例として、名物のサバサンドが軽食として参加者に振る舞われた。
また、HOTEL FARO manazuruの前身である旧まるなか旅館をリノベーションしたことについて、「歴史や眺望を活かしつつ、間取りを工夫したり屋上を緑化したりした」とした。そして、「もっとも大切なことは、リノベーションして未来への絵が描けるかどうか」と結んだ。
講演後は、金子さんの案内でHOTEL FARO manazuru内を見学した。真鶴に住んでいるからこそ「初めて見た」という声が多く、快晴だったこともあり、屋上からの景色には歓声が上がった。
次回、第27回 真鶴空き家勉強会は3月29日(土)10:00~12:00に開催予定。テーマは「真鶴町に魅せられた学生の研究成果を聞こう」。会場はコミュニティ真鶴2階。予約不要。参加費500円となっている。