【2025年2月18日(火)】でこぼこファーム 新たな堆肥作りに挑戦 HUMANS BEER × Kigoshi Custom Guitars =?
でこぼこファーム(湯河原町鍛冶屋)が新たな堆肥作りに取り組んでいる。
無農薬・無化学肥料を掲げるでこぼこファームに協力を申し出たのは、HUMANS BEER(湯河原町福浦437-6)とKigoshi Custom Guitars(湯河原町土肥2-17-1)。
HUMANS BEERはクラフトビールの醸造所。これまでも、ビールを作る際に出るビールかすを農家や家庭菜園を楽しむ人向けに無料で配布してきた。
Kigoshi Custom Guitarsはエレキギターの製作所。増産したことで大量のおがくずが出るようになった。
ビールかすもおがくずも、使い道が無ければ産業廃棄物となるものだ。でこぼこファームはその2つの有機物を混ぜ合わせ、新たな堆肥を作ることにした。
ビールかすは肥料には向いているが、水分量が多いため扱いが難しい。そこに乾燥しているおがくずを加えることで、ちょうどいい水分量に調整することができた。
しかし、混ぜ合わせて堆肥が完成するわけではない。頻繁にそれを攪拌し、温度の上がりぐあいや白カビの発生ぐあいなどを確認していかなければならない。完成するまでに約1年かかるという。
それでも、「湯河原産の素材で堆肥を作ることには意味がある。今、この土地にいる微生物の力を借りて作るわけだから、この土地に合う堆肥になるに違いない」と、園主・竹原知紀さんは語る。
「もし、これがうまくいけば、共同の堆肥小屋などを作って、機械を用いて大規模に堆肥を作っていきたい。1人では作業に限界があるが、みんなでやっていければ…」と、竹原さんは未来を見据える。
1年後が楽しみだ。
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