【2025年1月1日(水)】Bar Clave、地域の子供たちに料理をプレゼント 大みそかに約100食が湯河原・真鶴・熱海の食卓へ
2024年12月31日(火)、スペインバル・Bar Clave(湯河原町土肥)が地域の子供たちに無料で料理を振る舞った。
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オーナーシェフ・御嶽将一さん
この企画は今回で4回目。オーナーシェフ・御嶽将一さんいわく「地域貢献…というより、やりたくてやっている」。料理を作り、喜んでもらう。料理人としてもっともうれしい瞬間だという。
この日のメイン料理は、ソウダガツオ(ウズワ)のミートボール。いわゆる未利用魚とされてしまうこともある魚だが、あえてそれを使うことで子供たちへの食育にもなればと考えた。
スペインのミートボール(アルボンディガス)は1個80g~90gほどあり、食べごたえ十分だ。
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日本人の感覚ではミートボールというよりもハンバーグに近い大きさ
つけあわせのジャガイモは強めの塩水でさっとゆでた。「温め直したときに煮崩れないように」という配慮だ。オレガノ風味がソースによく合う。もちろん、ソースにも並々ならぬこだわりがあるが、長くなるので割愛する。
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合間に次の“来店”予定者を確認する
この日は予約だけで約100食が“完売”。お客は鍋を持参する。「鍋から湯気があがる風景を食卓に」という御嶽さんの演出だ。
「本当にありがたいです。Bar Claveは大人向けの店なので、今日だけは子供にここの料理を食べさせることができます」
「こんなに素晴らしい取り組みがあって良いのかと思ってしまうほど。初めていただく料理とともに新年を迎えることができます」
などの声がお客から聞かれた。
今回の企画の費用は、御嶽さんが“ライフワーク”と語る音楽活動を中心に集めた。御嶽さんの“恩送り”の考えに共感して、あちこちから協賛が届いたという。
「2025年、Bar Claveは10年目を迎えます。もっと料理の腕を磨いて、もっと多くの方に料理が届くよう頑張ります」御嶽さんは早くも“次回”を見据えていた。